「森の休日社」執筆者アンケート特集 第一回目 


これから時々、執筆者の皆さんに社からいろいろなアンケートを送り、その答えを
ささやかながら特集で時々ニュース・レターに載せていく予定です。

こういうのはその時によって、答えが違うと思いますが、
今回は2005年2月現在の皆さんのご近況を書いてもらおうと思いました。

アンケート内容
質問1 「最近、嬉しかったこと」

質問2 「最近、悲しかったこと」

質問3 「最近、驚いたこと」

質問4 「好きな映画特集」

    (イ)好きなアート系映画(これは主人公がアーティストか、芸術映画系)
    (ロ)好きな恋愛系映画
    (ハ)好きな娯楽映画
    (ニ)そのほか好きな映画にまつわること
    ・各二本づつ、簡単な理由つきで

質問5 もし自分が病気か何かであと半年後に死ぬとしたら....
   「死ぬ前にしておきたい10のこと」(去年ブームになった、あの映画のタイトルですね) 

以下 執筆者別の答えです。
依頼原稿部門の下山康麿さんは年代のせいか、
こういうのに慣れていなくて今回は「パス」となりました。
(次回からはぜひお願いしたいと思っています!!くすん)

浜田隆史さんはアイヌ語のお仕事でご多忙の所、即行でご回答下さいました。

依頼原稿部門・全エリア編 浜田隆史 (2008年4月森の休日社 卒業の旧執筆者

質問1「最近、嬉しかったこと」
 元ビーチボーイズ、ブライアン・ウィルソンの新作アルバム『スマイル』と
『ゲティン・イン・オーヴァー・マイ・ヘッド』が最高に良かったこと。
特に、1967年に制作中止となった『スマイル』が37年ぶりに完成したことは、
自分の事のようにうれしかったです。

質問2「最近、悲しかったこと」
 昨年になりますが、父方と母方の祖母が相次いで亡くなりました。知り合いのアイ
ヌ語・アイヌ文化研究家、片山龍峯さんも亡くなりました。その他にも尊敬していた
人、昔知り合った人の不幸が相次ぎました。正直、もう訃報はたくさんです。

質問3「最近、驚いたこと」
 悲しい事件や災害が多すぎて、ニュースを見ているだけで驚き疲れています。まる
で、常に驚いた状態で生きているみたいです。うれしい驚きって、最近無いですね。

質問4
映画特集
 私はなぜか映画嫌いなので、ここ数年はほとんどまともに映画を見ていません。今
のところ、見たいと思う映画もありません。唯一の例外として、この前テレビで『小
林サッカー』を見ました。

「死ぬ前にしておきたい10のこと」

1.アメリカに行ってスコット・ジョプリンの墓参りがしたい
2.アメリカに行ってラグタイム・フェスティバルに参加したい
3.アメリカでCDデビューしたい
4.アメリカのミズーリ州の酒場で演奏したい
5.アメリカの中古CD屋さんで珍しいCDをいっぱい買いたい
6.アメリカの中古楽器屋さんで安いギターをいっぱい買いたい
7.アメリカの楽譜屋さんでマニアックな楽譜をいっぱい買いたい
8.でも、外国なんて行かずにのんびりしていたい
9.投げ銭で1日50万円くらい稼ぎたい
10.ガンになったら告知して、いろんな人に泣いてもらいたい

文芸部門 朝井結子

質問1 
 「最近、嬉しかったこと」
ソバ屋さん風の、安くて早いそばつゆの作り方を
教えてもらったこと。

質問2
「最近、悲しかったこと」
地ビールの星、海鱗丸ビールが製造中止になったこと。
「夜のうらぎり」も「二人の夜明け」も「モルトのときめき」ももう消滅なのですか?

質問3
「最近、驚いたこと」
新潟地震、スマトラ沖地震。
10年以上前からいろいろな分野の人が警告し続けた、天変地異がついに始まったので
しょうか。もう他人ごとと思えない。

質問4 映画特集

 (イ)好きなアート系映画
 最近、こういう映画を観ていないので、昔観て印象に残ったのを。

  (1)「序の舞」(名取裕子が濃くて良かった。画家に憧れた。
   でも女性画家等の映画ってどうしてこう「こってり底意地の悪い人生の物語」が
  多いんだろう。
  「カミーユ・クローデル」「ミナ」等々)
  (2)「Wの悲劇」(薬師丸ひろ子も三田佳子も濃くて良かった。女優に憧れた)

  でも、二本ともうら寂しい、ドロドロした物語なので、
  年取った今は、もっと明るく幸せな話が好きですね。

 (ロ)好きな恋愛系映画
  (1)ピーター・チャン監督の「Love song」
  (恋愛映画として「超洗練された作品」とは思わない。
  でもすご〜く好きな映画。テレサ・テンの主題歌まで好きになった)

  (2)「恋人たちの予感」
  (これに出ているメグ・ライアンが一番好き)

  逆に許せなかった恋愛映画「イングリッシュ・ペイシェント」
  あの二人は、二人で心中すれば良かったのだと思う。(はは)

(ハ)好きな娯楽系映画
  (1)「ターミネーター」シリーズ。
   シュワルツネッカー知事が州知事当選前に
   「選挙で苦戦している」というニュースを聞いた時は
   ”みんなが「ターミネーター4」を観たいから、彼は当選出来ない”と思った。
  (シュワちゃん、がんばれ!!!)

  (2)「マトリックス」シリーズ。
  映像もきれいだし、普通のSFファンタジーよりも、
  今の現実世界と似ている部分が多いから。

どっちのシリーズも「どこかに選ばれた救世主がいるという考え」以外は
良い話だと思った。だって今の地球って、問題多いんだもん。
だからこういう人たちが世界中あちこちに沢山沢山現れて、地球を助けてくれないかしら、
と都合よく思ったりします。

 (二)そのほか好きな映画にまつわること何か
 元気のない時は「ワンダフル・ライフ」という日本映画を観ます。
      
死ぬ前にしておきたい10のこと(病気とかであと半年で死ぬとしたら)

  (1)身の回りを片付け、持ち物を整理したい。(今死ねないね)
  (2)一度でいいから、南の島に行ってバカンスチェアで昼寝がしてみたい
  (フィジーとかハワイとか、どこでも)
  (3)ニューヨークに行ってバレエを観てみたい。N.Yシティバレエ。
  (昔、来日の時一回観た。疲れている時観たので、あまりの美しさに涙が出た
   残酷な程美しかった。バレエで泣いたのはこの時一回だけです)
  (4)時間が一杯あるなら、未熟ながら常日頃書きたいと思っているものをすべて書
  きたい。
  でもすごく一杯あるからな......。(執着かしらん)
  (5)インド古典音楽(特にラーガ。シタール)のコンサートを浴びる程溺れる程聴
   き続けたい。
 (病気で死ななくても、インド古典でそのまま衰弱死しそうでいやだ。音楽出来ない
   せいかも)
  (6)緑の中で、日なたぼっこを毎日沢山したい。のんびり小規模ピクニックってい
   うの。
  (紫外線や皮膚がんを気にしなくていいならば)
  (7)会っておきたい人、みんなに会ってひそかに名残を惜しみたい。
  (8)日ごろしないでいた、「良い行い」を出来るだけ全部する。
  (でも人類みんなが、死ぬ前でなく、今、元気なうちにすると
  地球はもっと 良くなるのかも。
   人間、つい今の生活ばっかり考えてしまうのですよね。
   ちゃんとしてる立派な人たちも一杯いるか。)
  (9)どこか死ぬ場所を確保する。
   小さ目の、一人で静かにゆっくり出来る所がいいなぁ。
  (10)死なねばならない理由が、苦痛のあるものなら、自ら安楽尊厳死する。

 (根性ないですから)

(C)