「News letter関連」 雑記コラム
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「映画はいいな」

(2004年4月19日発行 Vol.2より)

懐かしのSFカルト映画「ガダカ」(1997年アンドリュー・ニコル監督・米)

予め遺伝子で選別され、職業や学校選択の自由のない近未来の管理社会。
遺伝子操作を受けずに生まれたため、欠陥遺伝子の主人公役イーサン・ホークは
どんな手を使っても「宇宙飛行士になる」子供の頃からの夢を叶えることに決めた。

身分証明を偽り、自分の身体を加工し、あらゆることをして彼はガダカ社の飛行士養成の
エリート・クラスに潜り込む。学年一のずば抜けた成績で。(但し彼は他人の足は引っ張らない)
最高クラスの遺伝子の持ち主達が揃う教室は全員が本物。
ただ一人のニセものイーサン・ホークはすべてを超えて宇宙に手が届くのでしょうか?

内容に競争社会を煽る部分があって、そこは少し疑問なのですが
他全体的には、切なくて迫力ある、映像も洗練された名作映画だったと思いました。

この映画主演のイーサン・ホークと超美貌の相手役ユマ・サーマンは実生活で結婚もした
記念映画だったようです。(今はどうなのか?)
イーサン・ホークはこの映画で本格的に演技開眼した印象がありました。
それまでは青春映画「リアリティ・バイツ」等のヒロインの相手役の
個性派アイドル的男の子でした。
演技だってとても上手かったし、ひげに長髪で割りとカッコ良かった。

で、一時グラビアにもよく出ていたのですが
少し経った頃からブラット・ピットが映画界で騒がれ始めた。
どうしてか、後から出たのにブラピはひげと髪がイーサンそっくり。
で、ちょびっとブラピの方がマスクが良かったのでまるでイーサンの方が
ダミーに見えた。「あ、酷い、どうなるんだ?」と私は悲しかった。

でイーサンがすごかったのは、思い切り良くひげを落として髪を切り、
ガラっとイメチェンした所でしょうか。
そうするとブラピには似てない代わりに、あまり外見いい男に見えなくなってしまいました。
多少地味で、印象が薄目に。
だけど演技にのめり込むようになったのか迫力が出て、いい役者になりましたね。私は大ファンに。
「ガダカ」はそういう苦労の実った映画だったかな、と思います。(by 編集A)






(by 編集A)