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「森の休日社」は他民族音楽の音楽家を応援しています!!!

 「森の休日社」が応援する音楽家の種類の守備範囲は、
  特に電気を使わないアコースティック楽器の音楽家に絞ってあります。

 a 「他民族音楽の音楽家」のライブがいい理由 

 b 聴く側のベストライブ いろいろ特集記事 

 c 「他民族音楽」の話 スクラップブック」

 d ライブで聞けなかった話

   ・「マハラジャごっこ」の話

   ・追っかけの閑話休題 

   ・ひと口メモ

   ・しばらくのお休みについて
  (News letterの臨時号では、特集記事が出ます

  演奏家でも評論家でもマニアでもない」一般客席が聴く、ライブの話

(1)一般客席の雰囲気 (2)そもそも民族音楽とは何か


(1)一般客席の雰囲気

 詳しい専門の音楽のことは、演奏家や評論家や音楽マニアに絶対かないません。
 自分では音楽をしなくて、評論家でもなくて、そして知識豊富なマニアでもない、
このスタンスで「森の休日社」は、音楽のことを語りたいなぁ、と思います。

 だって、大抵の客席はこういう一般客ですよね。「森の休日社」編集部もそうです。

 同じユニットのライブに続けて通うと、
やはり見たことある同じ顔ぶれを何人か客席に見つけます。
お互い「やっぱりライブはいいよね」って、異口同音に感想はいつもその程度。
何度会っても知識はお互い大して増えてない。
(会社が忙しかったり、別にしていることがあるせいだと思います)
 
 でも皆さんそれぞれ心からライブを楽しんで、
日々の生活の中に上手に音楽を取り入れています。
 芸術鑑賞、娯楽、さまざまな刺激、休息、音楽療法、癒し、気分転換、教養、沢山の出会い。
 CDで聴くのとまた全然別の貴重な時間。
 気功ではありませんが、良いライブはやはり良い「気」が出てると思う。

 仕事のストレスや疲労がたまった時、ただ大酒を飲みに行ったり眠り続けたりするよりも
音楽に包まれてゆっくりするのもいいですよね。リフレッシュ効果大。
マイナスイオン度も大?)。
(ライブの後のお酒も食事もおいしいし)
 
 そして私はライブ通いにそういうこと以上のことは何も望んでなかったのに、
何年も通い続けるとやがてユニットの皆さんの演奏も
味が深まっていくことに気づかされたのですね。
 
 元々プロだからプロの音楽水準はあるのですが、その時々にそれ以上の良い変化が。
演奏も上手くなるし、いろいろな試みがなされるし、
 まるで煮込み料理のように煮返して煮込んでいくうちに、ますますいい味になってくる。
 
 アコースティックはプロだけど人間が作る手料理だから、機械が作る料理と違って、
定番料理=同じ曲 でもその日によって微妙に味が違って、何度聴いても飽きがこないです。
 むしろ同じ曲をその時々で聴き比べるのが楽しみの一つ。

 スタンダードナンバーの完成度が、試行錯誤の中で段々高まっていく。
演奏テクニックや曲の解釈や表現力、チームワーク等々。スタイルの完成。
 
 そういうのって聴くサイドの音楽ファンとして嬉しいだけなく、
自分も自分自身の何か、課題、ライフワークを自分なりにコツコツがんばろうなぁ、
と思えてよい励みになりますね。パワーを頂戴する感じ。
 よい「気」を補給ですね。

 この前何年も通ってるユニットのライブで思ったのです。
 彼らも自分達ファンもお互いにこの何年もの間にそれぞれ環境の変化、
出会いや別れ、死、誕生...いろいろありました。
 
 お互いプライバシー部分には距離を置いていますが、間接的にそういう事情も聞こえて来てて、
それでもこうやって変わらずライブがあって、
 また年月と共に、変わらないながらも味の深まった彼らの舞台を観て音楽を聴いていると、
 「こうやって、同じ街で時々ライブを聴きながら、それぞれに年を取っていくのって
 悪くないなぁ」と思えた。

 それは若い頃にはなかった、妙に「温か・くすぐったい」実感でありました。
 自分も振り返ると、今の年になるまで山ほどの失敗や後悔、
また良かったこと嬉しかったこと。
そして「だから今の自分になれた」すべての今までの日々を“よしよし”として、
またこれからも何とかこの街で暮らしていこうなぁ、と。(はは....)

(2)そもそも民族音楽とは何か

 各国の民族音楽は独特のスタイル、強烈な旋律やリズムを持った音楽です。
 そのスタイルは自国の音楽家だけでなく、世界中の音楽家を魅了し続けています。

 ある地域の、一つの民族の持っている音楽にはいろいろな目的のものがあります。
 儀式を遂行するため等の別の目的のためにある「民俗音楽」、
美を享受するための「芸術音楽」等々。
 これら一つの民族の持つ、
さまざまな用途の音楽の構造を研究すると「共通の特徴=ルール」が
見出されます。
 何の用途・種類の音楽であるかに関わらず、そのルールを踏襲している音楽を、
その民族の「民族音楽」といいます。

 一つの「民族音楽」の持つスタイルは必ずその民族だけでなく、
他国の外来文化の影響を受けて混じり合ってつくられています。
この地球という星にあるのは、一つの国だけでないからですね。
 
 嫌でも嬉しくても、ともかく一つの文化は他の文化と影響しあって磨かれていきます。
 そして「すべての音楽のルーツは民族音楽」です。クラシックはヨーロッパの民族音楽、
ジャズは西アフリカとヨーロッパの民族音楽から始まりました。
 
 そして文明が飛躍的に発達してレコード・CD・テープ等「音楽の保存と再生」が手軽になり、
またテレビ・ラジオ等の発達により世界中に各々の音楽文化は広まり・混じり合い始めました。

 この文明の大変化・進歩が世界中の文化を互いに更に影響させ混じり合わせることになりました。
 「音楽に国境はない」という状態が出現し始めた訳です。
 
 それは民族音楽からさらに「ワールドミュージック」という大きなカテゴリーをつくり出したし、
もともとの母体である民族音楽自身も更に影響を受けて磨かれ、
さらに熟して完成度を深めていくことになるのでした。

 生きている民族音楽。
決して「ここまで」ということのない、終わることのない民族音楽の進化のプロセスを
人類の歴史は見守り見届けてきました。
 これからもそれは誰か一人でもその音楽を演奏する人がいる限り、
客席に一人でも人がいる限り、ずーっと続いていくのでありました。
 
(C)

 
 
 


 
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