※2004年8月2日発行Vol.4

.5.不定期コラム  「自分たちだけが知ってる”こーゆー話”」 

「合わない靴に自分を合わせようと生きてきたからだ」
上記は、辛くて重い神経症になった知人の言葉でした。

病気になった原因のこと。
これ以上のことは個人のプライバシーなので書きません。

たまにシリアスな話を書きます。うちのコラムとしては例外的な話題。
ただ結局私には全然手に余ることなので
続きは誰か考えてくれないかなぁ、というだけです。(はは、いつも私ってばこれ)

考えが辿っていったように、ポツポツ箇条書きにしてみました。
(普通の書き方とどっちが読みやすいでしょうか)

1.技術的に「切れない電球の玉」は作れるが、失業者が何万人も出るので
「寿命の短い切れる電球の玉」しか作らない、と経営の神様・松下幸之助が
言ったそう。

2.ヨーロッパではごみのリサイクルを二十年前に止めている。理由はリサイクルで
猛毒のダイオキシンが更に出るのと、コストがかかりすぎるから。
代わりに全飲み物メーカーが、同じ規格のペットボトルを使いシールで
商品の区別をつけ、使用後収集したペットボトルは、ただ洗って再利用するだけ。

ボトルの厚さを日本の7倍にすればOKだそう。又スーパー等でも極力資源ごみが
出ないような方法でものを売っているそう。リサイクルより再利用。
これを日本がしないのは、やはりリサイクル関連他の失業者が沢山出るからなのか。

3.以上二つはわりと一般に知っている人の多い話です。
しかしこれ以外にも各業界の人しか知らない

「ホントは○○○なんだけど、失業者が出るからしないでいること」が沢山ある
気がする。いろいろな業界で自分たちしか知らない「こーゆーこと」が。
いろんな業界の人が集まって、覆面対談したらすごそう。

個人消費の拡大は現代経済の特効薬なのか、それとも対症療法に過ぎないのか?

4.はっきり言って生活は何にも変えがたい。質素な人は質素ななりに、
ぜーたくな人はぜーたくななりにお金がないと暮らしていけないし
家庭も社会も崩壊してしまう

5.これは最初は上手くいっていた資本主義社会が、ほころびてきたからなのか。
では、共産主義に熱いまなざしを注げばいいのか?それも考えてみました。
でもやはり私は共産主義がアレルギー出る程苦手なのです。

理由は血にぬられた暗いエピソードが尽きないから。
私の好きなアーティストの伝記に共産圏の恐ろしさが一杯書いてあったから。
歴史上の共産主義国がどんな国だったか、思い浮かべるとやはり住みたいと思えない。

6.共産主義は「一党独裁支配」「私有財産の没収」のようなものががないと
なかなか成り立たない制度ですよね。そしてそれは非常に腐敗しやすく、
一度腐敗してしまうと、誰もそれをストップできなくなる。国が倒産するまで。
理想は高くとも、一度腐ると資本主義国よりずっと怖いカンジ。

7.共産主義は国が非常に貧しいときに選択されやすい制度のような気がします。
そして経済力が今ひとつ強くない共産主義国は、経済破綻すると「ソビエト連邦」
のように崩壊、そして経済が強くなると中国のように資本主義的部分が出てくるカンジ。
つまり共産主義は一時的な応急処置、過渡的体制という部分があるのでしょうか。

8.パソコンソフトには必ずバグ(プログラムの欠陥)があって、
後で修正プログラムが出ますよね。どんなソフトも動かしてみるまで
欠陥が分からないから。あれは、プログラムの会社の人が作ってくれて、
消費者はそこのアドレスをクリックするだけでOKだから楽で好きです。

資本主義の制度もバグが一杯ありすぎて、修正しないと地球が大変に
なってきているのか。
(マイクロソフトでないけど、世の中の修正プログラムもこのようにしてくれろ)

9.では資本主義のバグはどのあたりなのか。
それはイコール一番燃料となる原動力の部分の中にもあったと
思います。

経済学は数学のようなカンジで、私にはぜんぜん分からない。
新聞の経済欄や政治欄を読むのもしんどい私には・・・。
だから単純素朴な部分だけを書きます。

10.昔、資本主義はとても上手くいっていた。
「自由競争」を前提とした社会は「神の見えざる手」に
守られている、と皆が思った程問題なかった。

理由は心優しい妖精がいたからではなく、経済が上手くいっていたので
その余裕で「競争に勝った」という程でもない範囲の人々にも
社会保障・福祉が完備されていて、しかもまだ開発が始まった
ばかりなので、地球の資源も環境も何も気にしなくてもいいと
思われていたから。

経済に余裕があると社会も家庭も
ぎすぎすしないので、世の中が丸く収まっていたからなのか。
世の中が荒まなかったのですね。
一部の人しか幸せでないと、結局社会が荒んでめちゃめちゃ。

自分だけ幸せならよくて、他は犠牲でいいなら頭を使わなくていい。
エゴイストは頭を使わなくてもいいのですね。
(だから私は頭を使わなくてダメなのか)

自分も周りも世の中も幸せにするのにはものすごく頭を使う。
そういうすごい人は政治家だけでなく、普通の企業の中にも
他の仕事の人にもいろいろいるように思います。

職場で「すごい上司」を見たことない人いないと思う。
その人は自分以外の社員のことまでも引っ張り上げてくれたし
守って育ててくれる存在。

11.資本主義の原動力「競争」のエネルギーとは何なのか。
自然界の動物は「必要以上をほしがらない」という本能があって
地球を破壊しないようにセットされているらしい。
しかし人間は本能が壊れているという。

理由は何なのか。人間も個人には他の動物と同じような「本能」が
セットされていると思います。”必要以上”には抵抗感があるもの。

でも社会は「個人というパーツを組み合わせて、組織となって
個人で出来ない大仕事をする」ようになっている。

組織には「より大きく多くを」という目標(人工的な本能?)
がセットされている。ノルマには必ず前回以下という設定は
許されないみたいだし。

だから組織、つまり社会に入ったら個人の本能はストップして
組織の本能である人工的な目標(もっと、もっと)が優先しちゃう。

又「負けず嫌い」という考え。これが画期的発明だったと思う。
「必要があろうとなかろうととにかく、人に負けたくない」という
考え。

これのお陰で人は本能や欲望を越えて、
より「もっともっと」、たとえ自分が望まないことでもほしくなれる。
「勝った」と言われたくて。

でもこれが環境を破壊し、人身を荒ませ地球をめちゃめちゃにしても
止まらない致命的プログラミングだったのかもしれない?

12.もう一つ、致命的なのは「もっとも勝つこと」と
「もっともベストのことをする」ことはイコールでないこと。
この二つの微妙な差が積もりつもって、世の中が壊れていくカンジがします。

13.社会の中の基本は家庭ですよね。
家庭は決して誰かをリストラできない、もっとも運営の難しい組織。
でも現代後半になると家庭の中までこの「勝ち負け的発想」が入ってきて
それで家の中が荒んでしまっているカンジ。

だって家の中で勝ち組と負け組みを作ったら、両方が荒むのではないでしょうか。
家庭は愛とやすらぎに満ちた、素晴らしい培養液となって、
社会にすこやかな人間を送り出す場所なのではないでしょうか。

「しつけ・道徳」以外のことはALL OKっていう全員の存在を肯定するのが
一番素晴らしいことのように思います。この基礎が精神的に豊かな土壌があれば
社会でそれぞれが良い活動が出来るのではないだろうか。
勝負が好きなら、外でする。

14..昔環境問題を告発した人は、命がけだったようです。
企業や国の利益がかかっているので、妨害にもコワイことが一杯らしい。

でも地球は確実に限界に近づいてきているようです。
「そんなまさか、まだ大丈夫」と思いたかった私でも
最近の地球のひどい変化には「もう限界」と思ってしまう。

でも「切れない電球の玉」や「ごみのリサイクル」を止めれないように、
企業活動は止めれない。

だって妻子が生活していかないければならないから。

地球が終わっても、自分が死ねばそれでいいし、未来の子供たちのために良い地球を
残すより、子孫も苦労しないで一緒に今滅びてしまうほうが心配しないですむのか。

ライアル・ワトソンは輪廻転生があると言いましたが、
地球のことを考えない人は、「未来の悲惨になった地球」に
また生まれ変わるのかしらん。(冗談)

15.銀行のATMやパソコンのプロバイダでシステム調整のため休止っていうのが
ありますよね。
多分バグがあってはっきりい悪い影響が見えてきた地球は、
リセットが必要なのだと思います。

13の事情があるのだから、全員でストップしないとこれは不可能ですよね。

16.冒頭の1のようにかつて企業のトップとして社員を愛した松下幸之助の愛は
形を変えるべきなのか?

何万人の社員のために「切れない電球の玉」を作らないことにした松下幸之助は
企業人としての「愛」を実践したのだと思います。
当時は、本当に素晴らしいことだったのだと思います。

でも昔と地球の事情が変わり過ぎ、もう環境も経済もぎりぎり感が。
ちょっと景気が良くなっても、又不況と繰り返すカンジなのか。(難しくてわからない)

今の愛は冒頭の1と2にあったような、「昔の愛」でなく
逆に1と2と3のようなことを排除しても、誰も困らないような調整期間を作ることで
ないでしょうか。
天下の松下電器のトップも時代は変わり、幸之助氏でない方になっているはずだし。

愛とは犠牲者の役を誰かにふらずに(何かを犠牲にしようとした時点で、プログラムが
すでに間違っていること、を組み込んだことになると思うから)、
「必要悪の無駄を排除しても、誰も困らない世の中」を作ることでしょうか。

戦争は大反対ですが、戦争なしで国際紛争を解決出来る方法がないといつまでも
終わらない。誰か考えてくれろ。

世界の軍事費は、地球のさまざまな悲惨な問題を解決して余りある金額だそうです。

愛とは無駄がない、究極のリストラのことなのか?
実は会社をリストラされたことのある私は、ちょっとゆってもいいような気がします。
(うっ、恥)
運良く再就職できたけど、大変だったなー。

どうせリストラするなら、ちびちびやらないで社会全体から必要悪の部分を削って
環境も汚れないようにして、
そのために出る失業者も国が助けて、世の中に「愛という究極のリストラ」を実現してから、
又普通に営業を始めてほしいカンジ。

誰か頭のいい人、資本主義のバグを修正してくれないでしょうか。(はは)
だってこれ以上暑い(温暖化)のも、ビンボー(失業者増)なのも嫌なんだもん。

でもそのための調整・休業期間はちょっと長いかもしれませんね。

※こんな話題で書いたのは、北海道なのに34度!
もう暑いのもビンボー(いろんな意味でも)もイヤだ!!!と思った。
失業者が多くて世の中も荒んでいる。
友達の会社はお礼残業が多くて、体を壊した話も多い。
それで・・・。

(誰か頭のいい人、この続きを考えてほしいほしい)