アンブランテ

(アンブランテはフォルクロ−レと、オリジナルの曲を演奏しています。)

(まだ途中)

 私は年々アンブランテがじんわり好きになる一方です。
演奏も上手くなる一方ですが、年月の中でメンバ−それぞれがとげていく変化が素敵だから。
信じられる人間の体温がメンバ−同士に感じられるから。

 ティンクナとメンバ−の福井さんがダブっていますが、
アンブランテはティンクナとまた別の種類の良さ、異なる成り立ちを感じさせるユニットです。

 最初に聴いてからもう5年以上、最初は地味ながら落ち着いた素朴な良さを持つユニットでした。
そして演奏が年々上達してきた今、「花も実もある楽しいライブの始まり」を感じます!

 音楽ユニットにはメンバ−それぞれが、
演奏家として成熟していき結果、全体でいい演奏になっていく発展の仕方と、
いいチ−ムワ−クが最初にあって、それから各自の演奏水準が上がっていく仕方があると思います。
 きっちり二つに分類出来ないことですし、
前者でもチ−ムワ−クというハ−ドルを越えねばならない時があるし、
後者でも全員の融合がかもし出す雰囲気の陰で、
個人の演奏家としての技量を上げる時があると思います。

 アンブランテは、どちらかというと後者のチ−ムの良さが最初にあったユニットのような
気がします。
 「旅芸人」という意味のユニット名は、彼らの雰囲気にぴったり。

 彼らのフォルクロ−レの個性で一番好きなのは、
演奏全体の芯から細く流れるような、尽きない波の波動が感じられること。
これは心身共にほぐれる感じがして、シアワセな感じがします。
 多分リズムがとても良いのですね。

 彼らのどの演奏にも、ベ−スに「癒し・慰め・やさし味」を感じます。
 人間同士の温かいつながりと音楽をする楽しさがあふれて、
自然とリズムになる感じ。

中島夕子(ギタ−・マンドリ−ナ)
 
 私は彼女のファンです。元気をもらえる感じ。
 
 初めて舞台で観た時はちょっとオズオズした、地味な若い女の子という感じでした。(失礼します)
でもこの年月の中で、彼女は演奏も顔の表情も、服装も何もかもが生き生きした素敵な人に
なってしまいました。
 それは多分「音楽」を始めて、それをがんばっていくうちに
いろんな人やことに突き当たって、悩んだり悲しんだり、喜んだりして
演奏家として人間として、たくましく・元気に・リラックスしていったプロセスだったのだと思います。

 そういう良いステップをはた目に感じると、音楽は出来ないけど自分も自分の決めたことを
こうやって一生やっていきたいなぁ、と思えて励まされます。

 私は特にマンドリ−ナ(アンデス仕様のマンドリン)の演奏が大好き。
魅力のある強い音です。

 でも残念なのは、昔からチ−ムを重んじて控えめ過ぎる彼女は
演奏の時に必要以上に完全に裏に徹してしまうこと。
 他のメンバ−二人は十分華やかな演奏をされる方々だから大丈夫!!!
彼女ももうちょっと、客席に彼女自身を聴かせてほしい、ほしい。(ワガママかしらん)

久守浩司
(ケ−ナ・ロンダド−ル他)

 名手だと思います。「お祭りの笛吹き」。
独特の個性的なリズムの良さがあります。
 彼が笛を吹くと、お祭りになる感じ。

 人生の楽しみ方と人の情けを結構知ってる、味わい深い人間性を感じる人。
 街の雑踏、庶民の生活の中のいろいろな場面にフォルクロ−レがあって
それを彼の笛からいつも感じます。

福井岳朗

(チャランゴ・ボ−カル・ギタ−他)

 リ−ダ−の福井さんはティンクナの所に書いてあります。
 
 アンデス音楽でよく演奏される「あなたの影になりたい」という曲があります。
 福井さんはボ−カルかチャンランゴをメインにしてよく演奏しますし、
また他の人が別の楽器メインですることもあります。

 で、私はこの曲は
「アンブランテの時に、チャランゴでソロ演奏する」福井さんのが
一番好きです。逸品デス。


参照 

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